野生種のサクラとしては約100年ぶりの発見となるクマノザクラを広く県民の皆さんに知っていただくとともに、それを通して森や木の大切さの理解を深めてもらうために、3月17日(日)にクマノザクラ観察会を開催しました。
今回は、応募167通278人の中から抽選で選ばれた31名にご参加をいただきました。
津駅からバスで熊野市紀和町に移動し、瀞流荘でクマノザクラを発見した勝木博士から解説していただき、その後、勝木博士とクマノザクラの発見調査に同行した日本樹木医会三重県支部の奥田支部長の案内で紀和町内のクマノザクラを見学しました。
代表的な長尾のクマノサクラは5分咲き程度でしたが、勝木博士の話ではクマノザクラは開花期間が短いためちょうどよいタイミングだったということでした。多くの参加者からソメイヨシノとは違う可憐な美しさに感嘆している声が聞かれました。