大馬神社のスギ
スギ科/スギ
大馬神社参道には太いスギが多い。入り口付近のしめ縄を付けた神木のスギは幹周囲771cm、樹高34m。
大馬神社由緒について、現地の説明板によると、「桓武天皇(737~806)の頃、坂上田村麻呂がこの地方を荒らす賊を討ち、賊の頭の首を地中に埋め、その上に社殿を造ったのが始まりといわれる。
その後、智興和尚という人がこの話を伝え聞いて参詣しようとしたところ、田村麻呂の霊が現われ、和尚を案内した。霊は大きな馬に乗っていたことから大馬神社と呼ばれるようになったという。」とある。
この神社の創始について、平安時代から祀られているとされ、市内で最も古い文明10年(1479)の棟札(むなふだ)もある。
また、神社では100年以上続くという「弓引き神事」が行われる。毎年7月の例祭には、烏帽子装束の二人が24本の矢を放つ。これも坂上田村麻呂がこの地方の賊を平定したのに因むよいう。