飯南高校のハナノキ

カエデ科/ハナノキ

国道166号線に接した飯南高校の敷地は13ha大面積。校舎のあるところまでスギ、ヒノキ並木を150mも通らねばならない。

校歌でも「年老う杉の並木道の 緑に深くつつまれて・・・・」と歌われる。この入り口付近に大きいハナノキがあり、高さ1mの位置の幹周囲が374cm。3主幹立ちで、樹高は20m。近くに植栽されたヒマラヤシーダ、コウヨウザン、イヌツゲ、ハマオモトなどがあるので、古くは学校(研修所)の植物園の生き残りかもしれない。

 飯南高校は昭和23年に松阪北高校粥見分校として開校しているが、この地は、それ以前は農業後継者養成の県農業勧修所であり、このスギ、ヒノキ並木は昭和8年頃植えられたとされるので、この樹齢は75年。ハナノキもこの頃植えられたとすると樹齢75年になる。また、この木は昭和60年7月号の『広報いいなん』で紹介されたがその時の幹周囲は240cm。